トップガン マーヴェリック 感想 (ネタバレがある)
エンドクレジットのはじめの方にトニー・スコットへの追悼があって「え、トニー・スコットって亡くなってたの!?」とビックリしてしまってエンドロールが全然入ってこなかった 客照明ついてからウィキペディアみてみたら2012年に自殺されてたんだね... 予習しといた方がいいと聞いたので、昨日1作目のトップガンをみてたらオープニングでトニー・スコットの字がでて「あーそうかトニー・スコットだったかー忘れてた」とおもったが、まさか亡くなっていたとは... 冒頭からあのデッデーン.....デッデーン....がかかってもう気分が最高潮!
もうすぐ31の自分は、全然世代じゃないのでアレだが
ちなみに、トップガンを復習した流れでなぜかオール・ユーを見返してしまった
相変わらずラストはご都合主義だなーとおもわんでもなかったけど、冷静に考えてみると主人公って老衰とかで死ぬ時にまたあのヘリにループしてしまったりしないのか...?となんか怖くなった
全体の構成もオリジナルにだいぶ寄せてくるけど、グッと方向転換するのは終盤で、撃墜されたマーヴェリックを助けるためにグースの息子のルースターが舞い戻ってきて同じく撃墜されてしまうあたり
バリバリに死亡フラグ立てて出撃していったのでてっきり父親と同じアクションをとって行方不明扱いにされるパターンか....と悲観していたので意外な展開
敵の基地にこっそり潜入すると(ここはすげー雑)なぜか F-14 が!(なんでやねん)
ここらへんの展開で一番気になったのは、そもそもマーヴェリックのレーダー員は誰だったんだってのと(出撃シーンをよくよく見てたんだけど、誰かが着座していたような?)ルースターのレーダー員はどうしたんだって話で、ハングマンの援護もあって着艦してイェーイ!みたいなところもそれが気になりすぎて入ってこなかった
追記 #20220609 @takanamito に教えてもらったところによると、マーヴェリックとルースターはそれぞれ単座機で、2人の僚機が爆撃のために複座になっているそう。大変スッキリしました、ありがとう! ルースターはめちゃめちゃ親子っぽい感じがするというか、そんなヒゲまで寄せなくとも...とおもわんでもなかったが、よかったし、ペニーは完全に新キャラだとおもってたんだけど前作で名前だけ出てくる人らしい
窓から飛び降りて、娘と完全に目が合うシーンがマジで最高だった、劇場も爆ウケだった
そしてなんといってもアイスマン役だったヴァル・キルマーが出演していて、しかも声が出しづらいという病状の役で出てきたので、これはもしやご本人が大病なすってるのでは...とおもってたが、やはり咽頭がんで声が出にくいらしい マーヴェリックとは違ってしっかりと階級を駆け上がっていったアイス....となんだか30年に思いを馳せてしまう出演シーンだった
途中コヨーテがGに耐えきれず失神してしまうシーンで「あーこれで葬儀シーンがあるんだな~...(予告を死ぬほどみたので)」とおもってたらまさかのアイスマンの方だった
前作のラストでトップガンの教官になりたいと申し出るが、いや絶対向いてないやろとおもってたが、結局2ヵ月でやめててフフッとなってしまった
続編では教官として送り出す側の立場を描くんやなあ...トムもいよいよそういう年になってきたかあ....とおもってたら、全然マーヴェリックが飛ぶ展開で苦笑い
中盤で「自分は飛ぶことはできるけど教えることはできない」と心境を吐露するところで、役者としてのトムとオーバーラップするところもあるのかなーとおもい、作品を通じて役者の後輩にバトンタッチするのを描く流れなのかなーとおもったので
実際若者の現場チームにロートルがグイグイくる展開はちょくちょくあるけど、実際のところどうなんだろう
無人化が進んできてて~というのが台詞であるけど、こんな無茶な作戦も無人機でやった方がよかったんじゃね...?という気がしなくもない
もしくはこう、冷房の効いた作戦室で若いもんがドローン操作してたら撃墜されて、急遽マーヴェリックを出す~みたいな展開とか
1作目でもかなり意図的に敵対勢力がぼやかされてた感があったけど、本作でもそれは継承されててどこぞの国ともしれん相手と戦うし、敵のパイロットもかなりスモークの濃いバイザーをしている